バイロイト祝祭劇場の夜景

世界中のワグネリアンがこの時期に集うワーグナーの聖地「バイロイト祝祭劇場」の夜景です。
昨年初めてバイロイト祝祭劇場でのワーグナー楽劇を2024/7/25〜8/2で8公演(5作品)鑑賞しましたが、昨年2024年のプログラムになかった2演目:ローエングリン(指揮ティーレマンのバイロイト復活)と、マイスタージンガー(今回、新演出披露3日目)を鑑賞。昨年鑑賞の8演目と合わせ、これでバイロイト対象10演目7作品を全コンプリート!
今年は、祝祭鑑賞の前日にマイスタージンガーの舞台となった"ニュルンベルク"の街を1日散策し、最終日はバイロイトでビールのバイエルン州と言われる数ある醸造所の一つを工場見学&試飲するなど観光にも2日間充てて楽しんで来ましたぁ〜
※来年2026年はバイロイト音楽祭150周年アニバーサリーです!今からワクワク…
以下、バイロイト祝祭2025年の写真とコメントです
バイロイト祝祭劇場を背景に先ずは記念写真!
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今回はいつになく曇り空でしたが、気分は爽快&ワクワクで興奮気味!2回目だから勝手も分かってるし少し安心。今年は、日本人のお友達と会わなかったので自撮りで〜す
祝祭劇場バルコニーのファンファーレ♪
祝祭開始の合図となるファンファーレ!各作品・各幕毎に開始の合図として主要テーマの短い演奏がTp、Tbの8本で演奏されます。
※ファンファーレの音楽は、別画面で動画を掲載します♪
祝祭劇場の内部

バイロイト祝祭劇場内は、ギチギチの満席だけど豪華な雰囲気。第3チクルスともなると正装の紳士淑女のお洒落なタキシード姿・ドレス姿に紛れて普通のスーツ姿もチラホラ。 でも熱気に溢れる会場です(今年のバイロイトは涼しい〜この日は22℃くらい)
舞台-オーケストラボックス-客席の写真
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バイロイト祝祭劇場のオーケストラボックスは特殊な構造です。
舞台上の歌手とオーケストラの音響がミックスされ床からも含め劇場内全体が音響装置となります。今年も惚れ惚れとする音響を楽しめました♪
オーディオでは絶対再現できない劇場です。ワーグナーがこだわって設計・建設したもので、150年の歴史の中で基本構造は変わっていない。素晴らしい。
自席で記念撮影
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今回の席は、2公演とも6列目・8列目と良い席。舞台が近く視覚的にも音響もとても良く、歌手もオケも凄くよく聴こえる。バイロイト祝祭劇場は、床や会場全体から凄い音響を感じます♪
ただし椅子の高さが西洋人向けで私の短い足が届かないので、ブラボーの足踏みが難しい笑
祝祭劇場の舞台「ローエングリン」(カーテンコール)

今回のローエングリンで、ティーレマンがバイロイト音楽祭の指揮に復活!さすがの演奏です。
来年は「指環」に復帰するとのアナウンスも…
ローエングリンは、合唱団が効果的で良かった。演出は、虫の世界?なのか、電線で感電したのか等よく分からない場面があったけど…
そもそも、本作はハッピーエンドでもなく悲劇なのかよく分からないところ。白鳥は登場せず、弟は緑一色だし、う〜ん…
でも全体の音楽と歌と合唱はさすがにワーグナー会心作(ルートヴィッヒ二世がパトロンになるきっかけとなった作品)。音響も抜群!
祝祭劇場カーテンコール・指揮者ティーレマン

ローエングリンの指揮は、返り咲いたティーレマンの復活。とても良く聴かせる演奏でした♪
カーテンコールに一人登場の彼が、舞台中央の箱に握手しているのは、あの箱の中に舞台演出の指示者がいるからです。舞台上の歌手は、その指示に従って演出します。箱は重要な役割なのです。
※ティーレマンは、来年2026年バイロイト音楽祭150周年の「指環」を指揮することが決定、AIを導入した演出との前触れもあり、今からメチャ楽しみです!
祝祭劇場の舞台「マイスタージンガー」(カーテンコール)

これはニュルンベルクのマイスタージンガーのカーテンコールです。3幕の舞台は収穫祭会場での歌合戦で、今回の新演出では明るくユニークなステージになっている(牛さんが萎む演出もありぃ〜の)。一つ一つのドイツ語の歌はほぼ分かりませんが、とても楽しめました。演出も、歌手の歌も演技も面白く、合唱も素晴らしい!16時から22時半まで全然飽きません。
祝祭劇場カーテンコール「マイスタージンガー」

今回の演出には反発は少なかったようですが、カーテンコールには演出企画者は出てこなかったと思うが。楽しい喜劇なので、固いこと言わなくて良い!
今回鑑賞のチケットたち
今回2公演のオンラインチケット。
マイスタージンガーは昨年9月の正規申込みで当選(11月にはゲット済み)でしたが、ローエングリンは外れてしまったので、チケットブローカーからの取得で結構お高い買物です。
しかも初めてのチケットサイトなので少々不安。でも不安なだけで、国内のチケット取得と同様にしっかり確保でき支払いもスムーズ。ただ、手元に届いたのは2日前、しかも配送する予定が直前に電子チケットに変更になる等、手にするまでは心配は拭えませんでした。
そしてホテルの確保と航空券・列車の乗車券の確保は自分でする必要があります(当たり前か)が、どれも、スマホで簡単!便利な世の中ですなぁ〜(スマホ必須の時代です!)
【今回の演目】
8/4ローエングリン…平土間6列目*
8/5マイスタージンガー…平土間8列目
※今回は「viagogo」のチケットサイトで購入しました。
祝祭劇場テラスから休憩風景を望む

幕間の休憩時間中、祝祭劇場のファンファーレをやる2階のテラスから望む眺望、観客の紳士淑女を撮ります。スパークリングやワイン・ビールを片手に社交の場、優雅な雰囲気です(ホットドッグやアイスクリームを食べる人もいる)。この雰囲気がいい〜